3,000m級の山々のど真ん中では、下界の暑さと喧噪を忘れさせてくれます。沢や渓谷をわたる風は清々しく、高原の高山植物たちは短い夏を謳歌し、いっせいに咲き始めます。 観光・登山・トレッキング・自然散策とあらゆることに最適な季節です。
動く展望台といわれる立山ロープウェイからの眺めは素晴らしいの一言に尽きます。 後立山の針ノ木岳・赤沢岳をバックに、眼下にエメラルドグリーンの黒部湖が拡がります。
雪解け水を満々とたたえて、その紺碧の水面に立山の姿を映します。周囲の散策コース沿いにはたくさんの高山植物がご覧になれます。
昔から越中男児は15才になると立山に登り、初めて一人前として認められるといわれてきました。毎年、イベントとして「夏の立山登拝」を実施しています。
標高3,003m雄山山頂には、雄山神社峰本社があり、夏になると多くの登拝者があります。天気が良ければ、北アルプスだけでなく、富士山まで見ることができます。
なだらかに広がる高原の木道散策では、ガキの田といわれる池塘が点在し、ワタスゲやゼンテイカなどの高山植物が咲いています。
室堂平を散策中、運がよければハイマツの下などに隠れている雷鳥の親子連れを見ることができます。
立山高原バスは朝早くから曲がりくねった道を何度も行き交います。
室堂平周辺の散策道は整備が行き届き、たくさんの人が歩いても自然にダメージを与えない石畳となっています。
毎年4月、雪の壁とともにアルペンルートははじまります。
雪解けがすすんだところから新緑の季節となります。
アルペンルートが最も賑やかになる季節です。
夏が終わると山全体が少しずつ黄色を帯びてきます。
紅葉が終わる頃、初雪の便りが立山からも届けられます。