2024年11月30日 室堂15:00発の最終便をもって、
立山トンネルトロリーバスは運行を終了しました。
ご乗車いただいたみなさま、ありがとうございました!
立山トンネル
トロリーバスとは
1996年4月23日の運行開始から29年間無事故で、立山黒部アルペンルートの室堂と大観峰を結んだ「立山トンネルトロリーバス」。
2018年11月30日に関電トンネルトロリーバスが運行終了した後、「日本最後のトロリーバス」として運行し続け、2024年11月30日の最終運行までの29年間で1992万4千人にご乗車いただきました。
トロリーバスは「バス」と呼ばれますが、実は「電車」の仲間。普通のバスのようにタイヤで走行し、運転操作もハンドルを使用しますが電車線から電力の供給を受けて走る乗り物です。正式名称は「無軌条電車」で、法律上も「鉄道」に分類されるユニークな乗り物でした。
多くの人に愛され、惜しまれながら堂々のラストランを迎えた立山トンネルトロリーバスの軌跡をぜひご覧ください。
ラストランまでの歩み
1996
4.23
1998
8.10
2013
11.30
2024
6.1
2024
11.30
イベントレポート
ラストラン記念イベント
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(2024年)こども駅員体験
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堂々のラストラン!
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どうしてトロリーバスが選ばれた?
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1971年(昭和46年)6月の立山黒部アルペンルート全線開業に先駆け同年4月に営業開始した室堂-大観峰間の立山トンネルを走っていたのは「ディーゼルバス」でした。1980年頃から観光客が多くなり、バスの運行数も増加したことでトンネル内に排出ガスが滞留したため、換気設備を設置しましたが改善しませんでした。そこで環境にやさしい乗り物を検討した結果、1996年(平成8年)に電気で走る「トロリーバス」が導入されることとなりました。
「ディーゼルバス」
1971年(昭和46年)~1995年(平成7年)
運転士さんのヒミツ
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法律上、トロリーバスは「電車」ですが、電車とは違いレール(軌条)がないため「無軌条電車」と呼ばれています。トロリーバスを運転するためには、無軌条電車限定の動力車操縦者免許(電車の免許)を取得する必要があります。(この免許はトロリーバス以外の電車を運転することはできません。)さらにバスの運転技術も必要であるため大型二種自動車免許が必要です。
無軌条電車の免許(表紙)
笑顔と涙でラストランを迎えた、
立山トンネルトロリーバス。
29年間ありがとう、おつかれさま。
ご乗車いただいたみなさま、
本当にありがとうございました。
みなさまの心の中でトロリーバスが
走り続けてくれることを願っています。